2009年7月27日 (月)

課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲」(11)

<課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲」(11)>

(合奏指導編~最終版)

冒頭~Eの前まで。

八分音符に分解したリズム練習を慣行して欲しいです。

何団体かの演奏で、この曲を聴きましたが予想通り、やはり、そのことの重大性を感じる結果です。

それの、練習のときは

①メトロノームを必ず使用

②モルト・スタッカートで行なう

③2週間以内で集中させて、全員が必ず克服

このことが重要だと痛感します。

・・

Eアウフタクト~

ここでのポイントは、テンポアップさせたことで効果を上げることだと思う。

簡単そうで、やや難儀ですね・・

引き締めた音で四分音符展開。アタックを緊張させてつなぐ。

単調であり変化にとんだ楽章を作っていきたいです。

木管の十六分音符の受け継ぎも大切。オーバーにならないような聴かせた方がいいかもしれないです。

Fでの変化でも、おなじです。ここだけを突出させない工夫がいるのかもですね。

G~

本編をじっくり読んでみて欲しいです。

ソロの音色・・正直言って、どうやって発音するか、などの音響効果まで計算した勝負どころかも。

素朴で、簡素、、なんていうコンセプトが生きるかもしれません。

そして全体的には、たっぷりしたレガートに包み込んでください。

H~I~

ワルツとしての拍進行と、リズムとしての十六分音符の性格の立て分けが重要です。その区別をしっかり整えること。

装飾音符の部分は、つねに堂々と強調させる感じに仕上げてください。

・・・

J~K~

本編にも書きましたが、「トルコ風」とはリズム的に変化を求めるためのものです。

しっかり進行させてくださいね。

アタックは常に、とがった音を出さないように注意です。

Codaからエンディングまでは、4つの部位に分けて考えてくださいね。

それぞれに主張が違うことに配慮してくださいね。

どこで、どう表現に工夫を加えるのかは、合奏指導者がそれぞれに感じてみてください。

それによって曲を変化させてOKの部分だと思います。

先生方、がんばってください!

//

あ、そうそう、バンドジャーナルの2009年度五月号「課題曲を解剖する・・」の、この曲の部分。見られましたか?

担当の、小澤先生がかかれたものが掲載されています。

しかし、、(笑)、、なんだかボクが過去に書いた内容のまとめが書かれてあるような錯覚をするのは、、ぼくだけなんだろなー??

いや~冗談です。sweat01

(おしまい)

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2009年7月13日 (月)

課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲 」クラリネット編

<課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲 」クラリネット編>

ぼくがクラリネットということもあり、解説・本編を書くにあたり基本的にクラリネットの奏法をイメージしていることが多いです。

なので、曲解説・本編にクラリネットへのアドバイスが多数ありますから、まずそれを参考に練習してみてくださいね。(主題の演奏技法など、特にそうです。)

それに合わせて、このクラリネット編をご参照くださいね。

///

冒頭。

フルート編でも書きましたが、クラリネットだけの単独音で構成するラインというのは、まずないと思っていいと思います。

つまり、複数の種類の木管とともに複合的に音楽を作る・・その中で、特徴を発揮してくださいね。

ソロ力を発揮してtuttiを完成させる、が目標です。

・・

まず大切なのは、演奏慣れをすることです。

つまり、個人でのメトロ反復練習です。正確であることに集中。

リズム的にも、テンポも、、すべて正確に。これは、こってりやってください。good

それができたら、クラリネット内部でのアンサンブルを完成させてしまいたいですね。

これは、ほかの楽器と合わせる事に比べたら、けっこうやりやすいでしょ。なので合奏より先にやっちゃう(笑

まぁ、冗談はこのくらいにして。

ここでのB管クラリネットの3パートのわけ方が、ここの部分の曲の中心なのですよ。

クラに添わせるようにして、各楽器が合わせてくる・・そんなイメージのするスコアです。

この冒頭で、クラがしっかり核となって音を作ることは絶対不可欠です。

・・・

慣れてくると、演奏しやすいパッセージで滑り始めるというのは、プロ・アマ、ベテラン・初心者、みんな一緒です。

だから、曲を八分音符に分解したメトロ練をやる。

molto staccatoでね。sweat01

練習のやり方こそが大切。これが金と銀、銀と銅を分けますよ。

( ̄◆ ̄;)

//

Theme~VarⅠ~VarⅡ~

ほかの木管とのサウンドを同化させる。それはフルートで書いたのとおなじです。単独の音として聴こえない位に仕上げます。

クラリネットのセットって、力を入れすぎて作るとゲジゲジ音やモーモーした音になるし、その反対だと、スカスカで人畜無害な音になる。pig

リードは厚いものだと前者、装着位置を下げすぎると後者です。

セット(仕掛け)をちゃんと作ろう。

<この曲の、お勧めセッティング>

例①バンドレン青箱3(リコ青箱3)+バンドレン5RV系(ライアー含む)~中高生が一番いい音を出しやすいセット

例②リコ黒箱2半(青箱2半)+バンドレンB40系~音の清らかさを最重要視するためのセット

//

タンギングはソフトに。圧力は入れたままで行うといいかも。

そして・・・クラリネットの練習方法も、フルートと同じです。

「すべてのパッセージを八分音符に分解してスタッカートさせながら2週間・・」です。

この基礎練習がないと、審査員にバレますからね。shock

・・

VarⅡ~

音量的に無理しないことですね。

四分音符をきつく吹きすぎていると、次の十六分音符が荒れます。

慎重に響きを整えてください。

ムキになんなヨ~~(笑)

クラリネットも、他の楽器と音のカタチを合わせましょう。

F~

ここの八分音符はえてして短くなりがちです。

テヌート奏法など考えながら音価のことを考えてくださいね。

また、シンコペも自然な雰囲気で主張してみてください。

Interlude~

フルートからの受け継ぎにすべてを賭ける(笑)

やさしく応えてください。八分音符で走らないように。

G~

ここも、八分音符によるスタッカート・メトロ練がモノを言います(^^)

ごく短いスタッカートで(音量はpppで、Marcartoでね)、1週間だけでも必死にやってほしい。

1週間で、見違えますよ。pass

クラリネットも、アンサンブルをするのと同じ手法の練習が必要です。

平均的なフレーズ配分に、また強すぎず弱すぎず、唄を大切にしながらもバランスよく、、、

Var.Ⅳ~

4小節、押したかと思うと次の4小節は少し引く・・

曲想の変化、方向性を感じて演奏してください。

メリハリが重要なポイントです。

・・・・

Var.Ⅴ~

「トルコ風」の指示があります。

一言で表現すると、これはリズムに特徴のある指示です。

2/2拍子の古典的マーチに拍子を変えています。

とくに、小節内のリズム進行(強・弱・弱・強)に注意です。

各小節の最後の四分音符に、より強いアクセントを付ける方法と思っていいでしょう。

エンディングにかかる盛り上げをイメージしてください。

タンギングが荒っぽくならないように、ここの場面転換を成功させてください。

・・・

Coda

速度を変え、冒頭との対位法を使っています。

ほぼ2小節ごとに、いろんな楽器のラインがモチーフを歌います。この曲は、素朴なソロの世界で始まりました。終わりは、またその世界に帰っていくわけです。

クラリネットは、全曲とおして「吹きすぎに注意」です・・

主張が強すぎないように気をつけてくださいね。

(クラリネット編・終わり)

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2009年7月12日 (日)

課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲」フルート編②

<課題曲解説「16世紀のシャンソンによる変奏曲」フルート編②>

G~

ここも、八分音符によるスタッカート・メトロ練がモノを言います(^^)

ごく短いスタッカートで(音量はpppで、Marcartoでね)、2週間がんばってくださいね。

2週間後、見違えますよ。up

フルートだけでなく、主に木管どおしの合わせ、つまりアンサンブルをするのと同じ手法の練習が必要だということのようです。

音はシンプルであって、平均的なフレーズ配分に、また強すぎず弱すぎず、唄を大切にしながらもバランスよく、、、

音量的に、頑張りすぎないことです。

・・

Var.Ⅳ~

ソフトアクセントの指示。。。

解釈はわかるような気がしますが・・・演奏方法はいかに(笑)

この四分音符のポイントは、『音価』だと思う。

四分音符の音(長さ)の価値を大切にして、存在をたっぷり歌う、、でいいのではないでしょうか。。

印象的な四分にしてくださいね。(いい意味で)目立てばいいと思います。

八分休符の前の音は、しっかり止めてくださいね、舌を使って。

・・・・

Var.Ⅴ~

「トルコ風」の指示があります。

一言で表現すると、これはリズムに特徴のある指示です。

2/2拍子の古典的マーチに拍子を変えています。

とくに、小節内のリズム進行(強・弱・弱・強)に注意です。

各小節の最後の四分音符に、より強いアクセントを付ける方法と思っていいでしょう。

また、前段階でのラインを引き込んでの新しい変奏であるとも思います。

エンディングにかかる盛り上げをイメージしてください。

息と舌をしっかり使って、またタンギングも荒っぽくならないように、場面転換を成功させてください。

・・・

Coda

速度を変え、冒頭との対位法を使っています。

ほぼ2小節ごとに、いろんな楽器のラインがモチーフを歌います。フルートもその中にいて、それぞれのラインの中心的役割を果たします。

この曲は、素朴なソロの世界で始まりました。終わりは、またその世界に帰っていくわけですね。ここでも、タンギングが要注意点です。

フルートは、タンギングが続くと途端に難しくなる楽器のようで、丁寧さが最重要視されます。

一つずつの音符を、丁寧になぞりながら、何かを思い出したように静かに曲を進めてください。

このあたりは高音木管の独壇場、清らかなサウンドで締めてくださいね。

イメージから考えて、この曲の主役はフルートです。

(フルート編・終わり)

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課題曲解説 「16世紀のシャンソンによる変奏曲」フルート編①

<課題曲解説 「16世紀のシャンソンによる変奏曲」フルート編①>

全体にいえることは、フルートの音を単独音で聞かせる構成部分というのは目立たず、複数の種類の木管とともに複合的に音楽を作る・・そんな場面が多い曲だと思います。

それでいて、フルートの特徴を随所に発揮して、ソロ楽器としての音を飛ばすわけで、、、

いずれにしても、ソロ力が問われます。

能力を十分に発揮してtuttiを完成させてくださいね。

・・

この曲の木管全体にいえると思いますが、まず、演奏慣れをしてしまうことです。

(暗譜はしんどいかな~笑)

そのうえで、正確であること。リズム的にも、テンポも、、すべて正確に。coldsweats01

モチロンですやん。shock

慣れてくると、演奏しやすいパッセージで滑り始めるというのは、プロ・アマ、ベテラン・初心者、みんな一緒です。

曲を使ったメトロ練をやるべきなんだけれど。でもやらない人が半数以上。

だからコンクールといえど、ヘタクソな演奏が多いんだね。sweat01

つまり、練習のやり方こそが大切なのでしょう。

//

Theme~VarⅠ~VarⅡ~

ほかの木管とサウンドを同化させてください。単独の音として聴かせるのでなくね。

フルートの特性として、アタックを入れた直後の音程が高くなる場合があるようです。

しっかり固定させて浮かさないように。そのうえでのレガートです。

タンギングにもソフトな感覚で取り組んでください。

そして・・・ここのフルートの練習方法はね・・

「すべてのパッセージを八分音符に分解してスタッカートさせながら2週間・・」です。

この程度のメトロ練なら、誰でも出来ると思う。

その基礎がなくて曲合奏だけでは、正確な演奏はしんどいかもね。happy02

・・

VarⅡ~

音が横に広がりやすい音域なので、シンプルな響きを保持してください。

びぇ~、、、って、吹かないように(笑)dash

ここも、他の楽器と音のカタチを統一するところです。

実は、フルートという楽器は、それが一番むつかしい・・ι(´Д`)アセ

音量の確保とともに、特に注意ですね。

F~

最初の八分音符が短くならないように。音の質が問われます。

どちらかというとテヌート奏法が重要になる部分です。シンコペを見極めてください。

ここは実質的に、1stアルトサックス~1stトランペットのオクターブ上、の感覚です。

スコアを確認すること。

吹きながら、1stアルト~1stトランペットを感じてください。

音量は、クラに合わせます。そして十分に唄ってくださいね。

(つづく)

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2009年4月18日 (土)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(10)

(合奏練習のために)

出だしに、まず必要なのは、速度設定ですね。

組み立てた曲想をどうやって伝えるかという作戦もあり、曲の第一印象を決定付けることにもなるので、慎重にもなる・・・

楽譜に忠実に、(二分音符)=54、とするのもいいですが、必ずしも遵守する義務でもないはずなので、印象付けの目的のために、少しゆったりしたテンポをとってもいいかもしれません。

これは、ソロのオーボエやクラにどんな歌わせ方をするのかと密接な関係があります。

彼らにいろいろ試し吹きしてもらって、どれがいいかを決めていってください。

それによって、フレーズの出だしのアウフタクトから「溢れるレガートweep」ができたらいいですね。

・・

速度をやや落とすことで、フレーズ後半が間延びしたり、弱くならないよう、「しっかり吹ききる」練習を繰り返すようにしてください。

とくにフレーズの終盤の実音Dがしっかり吹けることが不可欠です。

繰り返し練習して習慣化させることですね。

・・・

伴奏をどう扱うかも課題になると思います。

強すぎたり弱かったり、表現方法がいまひとつ理解しづらかったりしないでしょうか。

主張するポイントの把握ひとつとっても大変でしょう。

中学高校バンドだと、そのあたりの表現のコントロールも課題になるのではないでしょうか。

吹くたびに強さや抑揚、アゴーギクが変わることもまだまだ多いと思います。

マーチと違って、そうならないことが最も要求されるし、技術的に難易度が高くない代わりに、曲を理解したうえでのアーティキレーションが求められます。

//

ここで一旦、この曲については以上とします。

はなはだ中途半端ですが・・

合奏編は、機会があれば改めて書きたいと思います。が、できないかもsweat01

そのときは、ゴメンナサイねm(;;)m

(いちおう、終了かも。)

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2009年4月17日 (金)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(9)

Val.Ⅳ~

作者自身がおっしゃる、律動でいうと「律動4」、かな?

練習記号だとHから。

ぼくの曲想理解で説明させていただくと、ここから非常に重要な後半が始まります。

中間部に位置する間奏も含めて、主人公の「若い娘」の悲しい生い立ちやセンチメンタルを歌っていたように思います。

しかし、ここからは若々しい「独立独歩の途」を歩み始めるのです。

起承転結でいえば、非常にはっきりとした「転」、の部分。

ポジティブな自己を確信し未来志向に転じるのです。

現状認識を自己改革で乗り越えようとしているのだろうか・・

えらい!えらいね~happy01

女の子は、そうでなくっちゃ(*^-^)

男もやけれどwobbly

こういう場合の女の子は、とても強いね。男にはなかなかできないと思う。

・・・・

なので、曲想もここで一変。

リズム展開を前面に出す方向性を持ち始めるんだね。

古風な行進曲のような律動4。さらに盛り上げを図りValⅤのダブルバーを通過。

Jからは、「テナードラム」が全体のリズムベースとなり全体を引っ張る。

『若い娘』の内面の粘り強さ、気高さを感じさせる。

////

ところで。

今回の課題曲参考演奏、音響技術(一種のエコー効果)をかなり使っているのかなぁ?

そうなら、中学・高校バンドが普段、音楽室で出している音の印象とはかなり違っていることを理解する必要があります。

上手いバンドでも同じ音は出ないよ。

ライブな音響レベルでコンクール本番を迎えるわけなので、目指す音は違うところにあるはず。sweat01

(つづく)

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2009年4月15日 (水)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(8)

さて。

Interlude(Var.Ⅲ)は、間奏です。

この曲は前半と後半の曲想の差に大きな特徴があって・・・あ、もうウンチクはやめとこ。sweat01

・・

Gからはソロによるラインの受け継ぎの巻です。

フルート~ペット~ユーフォ~フルートとユーフォ~木管群・・・

過度な表現をせず、ナチュラルな主題の表現で淡々と歌い上げる。

フレーズを大切に仕上げて、副旋律とともに解決方向へと向かう。

その「共存」の方法で、いくつかの楽器がコードを重ねあう。

まるで、一台の電子ピアノで、バッハのカンタータを弾く感覚だ。

常にハーモニーサポートがあり、きらびやかなサウンドが嬉しい。

・・

早い話、コラールなので、曲の目指す方向性というものは大体、決められている。

・音程の精度/ ぐらつかせず、音だしから安定させる

・サウンド/ 張りのあるトーンで歌い上げる

・強弱/ フレーズ内の音量表現

・リズム/ 滑らさない、四分(八分)音符単位の音価を明確に感じる

何を目指して曲想付けするのかはそれぞれのバンドの自由なのですが、この間奏(Var.Ⅲ)は、現代曲でありながらバッハ・ヘンデル時代の抑揚を堪能できる部分かもしれない。

そうやって作られていくことが、この曲の醍醐味かもしれませんね。

///

なんやかんや言っても、楽しい曲のようですな~~shine

コンクール以外にも演奏機会がありそう。ぜひレパートリーにしてくだされ。

(つづく)

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2009年4月12日 (日)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(7)

<ちょっと戻って、ValⅠのこと>

第1ヴァリエーションでは、めまぐるしい速度コントロールが要求される。

いちばん困ってしまうのは、指揮される先生方ではないでしょうか~sweat01

・・・音楽の動きを止めてモレンドを残し、切る。

3つほどのパートごとに音を発生させては、またモレンドに持っていく。

けっこう責任重大。

指揮棒の扱いにも一考を要するところですね・・・

一辺倒な印象が伝わらないようにするには、最初にフォームを考えてみてもいいかもしれません。

ぼくだったら、ここは、、、、

指揮棒を左手に預けて、(利き腕の)右手を奔放に扱ってしまう

右手の指の動きをブラブラにして、、、感情表現しやすいように、、、

そんな感じにするかもしれません。

つまり、指の部分でアゴーギク指示を出すようにするわけですね。

そうすることで、微妙な調整が出来れば・・・

いずれにしても、先生方の健闘を祈りますangry

・・・・

(ふたたび・・) 

ヴァリエーションⅡ

「4種類の試し」に遭遇します。

①Eアウフタクト~

四分音符(半拍)を中心にした組み立て。音の切れ、正確さ、縦型のリズム展開のさせ方、など。

②45小節目アウフタクト~

金管などの四分音符展開に木管の1拍パッセージを合わせる。

③F~

木管金管の競演、腕だめし。全体合奏の音の厚みを聴かせるところ。

④53小節目アウフタクト~

全体合奏の四分音符展開に木管のパッセージワークを重ね、更にバンドの総合力でヴァリエーションⅡの仕上げをする。

//

聴きどころ。

ホぇ~typhoon

審査員の耳が皿になっとるわい・・shock

(つづく)

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2009年4月11日 (土)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(6)

だんだん、パレストリ-ナ調の副旋律が絡み始めます。

最初は単なる伴奏だった旋律以外の楽器が、独自の唄を歌い出すわけですね。

それが旋律と並走する「副旋律」に格上げされ、パレストリ-ナ調の「多旋律」の流れと変容していきます。

曲のエンジンがかかり始めてきましたね(笑

///

ヴァリエーションⅠ~

クラリネット群の中音域が主要な流れを示唆して立ち止まり、続く後続を待って音を重ねながら、次第にコードに厚みが作られていきます。

低音のない、中音域以上での小編成管楽アンサンブル。

第1主題の変奏を、基本に忠実に行なって、安定感を重ねています。

この流れを注意していてください。

構成的に複雑な現代音楽を多く取り入れた吹奏楽作品が多い中で、このようなベーシックな曲。

作者本人曰く「取り組んでみてほしい」として、意図されて出来た曲です。

その意図の源泉は、この主題の忠実な「唄」なのです。

・・・・

ぞして、次の律動を迎えます。

Val Ⅱ

それまでの主題に忠実な唄からの脱却です。

時代背景的には、バロック調の様相を呈し、バッハ・ヘンデルの響きが加わります。

多くの金管楽器の参加で、メリハリのある展開が試みられます。

そして、時間の流れを汲み取りながら、シャンソンの主題が次の時代に進められます。

それは、通奏低音の考え方でもあり、和声の発展、そして管楽合奏のための作品の出現だったかもしれません。

つづく)

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2009年4月 8日 (水)

課題曲解説 16世紀のシャンソンによる変奏曲(5)

Theme

冒頭からの第1テーマ。「解決」させず、ずっと続けられる主題が印象的です。

オーボエ&クラリネット~

フルートがライン参加~

Aからは楽器の顔ぶれが木管中心に増えはじめ、中音域楽器がコードを添え始めます。

このあたり、まさに管楽合奏の創草期を思わせる構成。

素朴で虚飾のない木管音を重ねていって欲しいところです。

・・

ポイントは、一人ひとりの管楽器が自分のフレーズをどう唄うか、ですね。

発音し始めたら、音の圧力をかけ続けてフレージング、といったイメージでレガートさせてください。

特に、各フレーズの後半あたりで弱くならないように。

終盤では遅くならないようにしながらも、唄いきるイメージでモレンドの処理をしてほしいです。

いうまでもなく、ここはソロ演奏を完成させる手法です。

四分音符の存在感をかもし、八分音符をなめらかに進める感じです。

リズム進行は四分音符ふたつの単位を意識してください。

メトロノーム練習は、集中すること、つまり「必死」になって行なうことが必要ですよ。shock

そうしないとリズム感はつかないですからね。

リズム練習は、2週間ほどの短期間でクリアするつもりでいて欲しいですね。

・・・・

冒頭のバスクラ&バリサクのアタマ。難しい符点四分。

曲想の時代背景から言って、ファゴットのイメージで書かれたフレーズかもしれない。

それを、シングルリードコンビが重責を担っている。

ポンってしっかり出ることと同時に、歯切れを利かせてしっかり切る作業ですね。

押し出した音を、突っ張った息のまま気道をさえぎるマルカート。

ここは、舌を横に広く使うイメージで一機にタンギングしてみてください。

リードがデカいから大変やけど。(笑)

(つづく)

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