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2008年7月21日 (月)

課題曲解説 天馬の道~吹奏楽のために(3)

<天馬の道~吹奏楽のために>

A~

旋律はサックスなどのラインです。

これにいくつかのラインが絡んだ構成。

いずれも12/8拍子特有の{1拍}の長さの保持が、そのまま曲の推進力になっているので動きの中で上手くアンサンブルして絡めていってください。

・・・

ところでこの曲、2~3のラインをほぼ全楽器で鳴らす場面が多いように思う。

コンデンス作成段階で決めた旋律・副旋律・オブリガートなどのモチーフを横に広い楽器構成で進めるハラのようだ。

指導者はこういう場合、各楽器のバランスに気を配りながらも、全員が適切な音量に達しているかどうか、常にチェックしていく必要があり、時間がかかりそう。

必ず、しっかり鳴らしたい。

中学高校とかだと、これは相当、手間がいるよね。

・・

また、レガートが多く引かれ、アーティキレーションの運びも気になる。

クレッシェンドの中でも特に圧力を入れる「勘所(かんどころ)」のことを意識してください。

それをすることで曲がかなり完成に近くなると思います。

例えば、Aからの旋律群(サックスなど)の場合、A2小節目の1拍目に圧力ポイントがあるため、Aの4拍目に少しクレッシェンドを加えることで、A2小節目の1拍目がより生きてきます。

そんな細工が面白いほど効果を発する、そんな曲ではないでしょうか。

・・・・・・

Aの3小節目に引かれたクレッシェンド。

これはぼくには日の出の瞬間に思えます。

雄大な、大自然の象徴・・

まさに、その無限の力が顔を出す時、、そんな一瞬ではないでしょうか。

またA4小節目にも松葉マークのクレッシェンドがあります。

こちらのほうでは少し加速度を上げる目的みたいですね。

このあたり、単なる音量増の意味ではなく、聴きあいしながらの音量バランスが試される重要なチェックポイントになりそうです。

・・・・・・・・

piu^mossoの前の2小節でaccel.がかかります。

それぞれの音のアタックポイントがどこなのか、事前に探ることが必要なのですが、もっと重要なのは、曲の最初からのストーリー性をバンドで統一しておくことだと思います。

それによってaccel.自身の速度が決まり、また冒頭から14小節目までのイントロが完成できるのだと思います。

(つづく)

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