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2008年7月 3日 (木)

セリオーソ (4)

<セリオーソ>

(~つづき)

また、Bからの木管の6連符と八分音符は、常にリズム的に対比させながら進めることになります。

6連符はつんのめらないように均一に、また八分音符のほうは表の八分が短くならないように、音の存在を聴かせるようなしっかりしたものでありたいです。

・・・

このあたり、音量の変化によって曲が聴かせられていきます。

スコアの楽譜に目を通して、単一の楽器でなく全体の動きを考えた各パートの音量調整をしていきたいですね。

3連符で音が駆け上がり、四分、二分で下降・・・そのパターンを頭に入れて置いてください。

そのフレーズの場合、最初の一拍にクレッシェンドがあり、直後にデクレッシェンドが始まります。

どの楽器もそうなのですが、音量の‘山‘をどうやって作ると効果的なサウンドができるか、合奏の聴き合いのなかからいいものを産み出していってください。

ポイントは、クレッシェンドの終わりがどのあたりなのか、つかむことだと思います。

デクレッシェンド記号が始まっていても、しばらくは音量を維持しクレッシェンドの余韻を残す、なんていうテクニックも使えそうです。

・・・・・・

管楽器は、弦楽器と違ってパートごとに音色がより大きく違なり、それによってユニゾンやハーモニーの感じに変化がもたらされます。

吹奏楽の大きなスケールメリットですね。

たとえば二分音符一つとっても、そのたった一個の音符に込められた演奏意図は、作曲者から発信された膨大な情報だと思います。

それを汲み取り、感じ取って作業を進めるのが合奏の大きな役割です。

いかに作曲者からのメッセージを理解して実際の音にするのか??

そんな基本中の基本ができているかどうか、ゆっくりのレガートラインによって試されるといっていいと思います。

(つづく)

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