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2006年5月17日 (水)

京都のKウインドオーケストラ創設⑦

あるトランペットさんがいた。
彼は、京芸を優秀な成績で卒業され、イギリスに留学。
PJBEとの交流をもたれ、また、フィリップ・ジョーンズ本人らにも師事されて帰国された秀才。

とにかく、スゴ腕だった!
こんなにうまいペットはほかにいないという確信がぼくにできたほど。

そのトランペットさんが、ある日、練習場に大きなワンボックスカーでやってきたのだった。
車を横付けし、そして、なにやら運び出しはじめた。

それは二基のティンパニだった。

そのトランペットさんは、四基のティンパニを自宅に保管することにし、そのうえ楽団のために、なんと、運搬するための車まで買ってきたのだった。

大きいワゴン車だったが、それでも二基のティンパニしか乗らなかった。
だから、そのトランペットさんは練習の日には、合計4往復、自宅と練習場をいったり来たりすることとなったのである。

また、ほかの楽団員にいろんな負担をかけないようにと配慮し、運搬をおおむね一人でこなそうと、手助けがなくてもキャリーできる方法を考えておられた。
車の後ろのハッチを開けると、手製のスロープが置いてあり、楽器を傷つけることなく乗せ下ろしできる工夫がされていた。
毎回、ほんとうに大変な労力が必要だったと思う。
そこまで他人を思いやり、大切にされていた方だったといまさら思うほどである。
そして、いつもにこにこされ、まるで寺澤先生のように優しかった。


各団員たちは、だれに指示されるのでもなく、自分から、楽団のためにと時間を使い、またある人は自己の楽器や必要備品を貸与提供していった。


こうして、徐々に楽器の顔ぶれも揃いだし、本番に向けての練習が本格化していった。

(つづく)

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コメント

川上先生。
私、何度か川上先生についてKオーケストラの練習に見学させていただいた事があります。

投稿: てるてる坊主 | 2018年3月 4日 (日) 20時35分

てるてる坊主様
コメントありがとうございます!
公開もせず長いこと放置になってました、、
すみません(++)、、

そうなのですか!!川上先生もこのブログ見ていただいていたようですよ。
Kフィルで長年にわたり大活躍ですよね、、
私は昔の知り合いにすぎませんが、それでも誇らしい気持ちです。

投稿: アカルイくらりねっと | 2018年5月11日 (金) 01時41分

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