2008年7月 4日 (金)

セリオーソ (5)

<セリオーソ>

E~

まず、フルートのソロが見もののところ。

最初の6連符、どういうフィーリングがいいんだろう??

クラだと多分、ダブルタンギングを優先順位に考えるだろな・・・

速度的に、フルートだとシングルで追いつきそうなので(かなりキツイけれど)、なんとか克服してほしいです。

フルートは、ダブルだと裏の音の出だしの精度が気になることがあるようです。

豊かなブレスを心がけて、伸びやかにレガートを掛けてほしいです。

2番は、1番に受け継ぐ場所にかけての二拍のみでクレッシェンドですが、この二拍は音色が荒っぽくなりそうな気がします。

イメージが急にかわらないよう慎重な受け継ぎをしたいです。

・・・・・・

Fの2小節前の二拍。

クラリネットの十六分が始まります。

曲想的には、少し意外性のあるアタックでなだれこむことになりそうです。

最初の1拍をソス・テヌートのイメージで押すと、思い通りの仕上げができそうです。

このあたり、パートごと、また楽器ごとのアーティキレーションが違いますので、ほかのパートの吹き方に同調しないように。

ボーン、木管の中低音、中高音、そしてホーンセクションの中でもそれぞれ違った効果音を重ねています。

スコアで確認くださいね。見事な楽譜ですから。

・・・・・・・

Fからの金管は、一体化して効果音づくりに励みます。

まさに打楽器のごとく、ですね。

木管の「風の音」の演出効果担当(笑)、、、

しかして、本当の目的は、Hから新展開する盛り上げの前兆の音です。

なので、少しずつ「これでもか」って思いながら音の張りを加えていってください。

ただし、音量はできれば指示記号を超えないように。

ズコーンってはち切れるのは、もっともっと後のこと

お楽しみですね~bleah

(つづく)

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2008年7月 3日 (木)

セリオーソ (4)

<セリオーソ>

(~つづき)

また、Bからの木管の6連符と八分音符は、常にリズム的に対比させながら進めることになります。

6連符はつんのめらないように均一に、また八分音符のほうは表の八分が短くならないように、音の存在を聴かせるようなしっかりしたものでありたいです。

・・・

このあたり、音量の変化によって曲が聴かせられていきます。

スコアの楽譜に目を通して、単一の楽器でなく全体の動きを考えた各パートの音量調整をしていきたいですね。

3連符で音が駆け上がり、四分、二分で下降・・・そのパターンを頭に入れて置いてください。

そのフレーズの場合、最初の一拍にクレッシェンドがあり、直後にデクレッシェンドが始まります。

どの楽器もそうなのですが、音量の‘山‘をどうやって作ると効果的なサウンドができるか、合奏の聴き合いのなかからいいものを産み出していってください。

ポイントは、クレッシェンドの終わりがどのあたりなのか、つかむことだと思います。

デクレッシェンド記号が始まっていても、しばらくは音量を維持しクレッシェンドの余韻を残す、なんていうテクニックも使えそうです。

・・・・・・

管楽器は、弦楽器と違ってパートごとに音色がより大きく違なり、それによってユニゾンやハーモニーの感じに変化がもたらされます。

吹奏楽の大きなスケールメリットですね。

たとえば二分音符一つとっても、そのたった一個の音符に込められた演奏意図は、作曲者から発信された膨大な情報だと思います。

それを汲み取り、感じ取って作業を進めるのが合奏の大きな役割です。

いかに作曲者からのメッセージを理解して実際の音にするのか??

そんな基本中の基本ができているかどうか、ゆっくりのレガートラインによって試されるといっていいと思います。

(つづく)

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2008年7月 2日 (水)

セリオーソ (3)

<セリオーソ>

浦田先生の作品の特徴?なのか分かりませんが、変拍子のアタマの拍に、より重きを置いたフレーズが続きます。

少し沈めたような、ずっしりした体重のかかった音。

それでいて繊細な部分も持ち合わせていて、かつ、前に進む意欲満々の音。

そんなレガートが連なっています。

淡々とした人生の重み、そして圧力を感じます。

まさに、正確なリズム進行とレガートでの厳粛な音楽、でしょうか。

・・・・

事細かにアーティキレーションが書き込まれています。

これは例えば、マーチのような普遍的な構成理論が当てはまらないことを示しているのではないでしょうか。

曲練習に入ったら、指示記号に忠実に音にしていってください。

それだけでも何日もかかることかもしれませんが、まさに厳粛に忠実に、譜面を指示のままに再現することが大切ではないでしょうか。

そして、たとえばクレッシェンドの頂点(一番大きい音はどこか?)、圧力ポイント(重きを置くところ)はどの音なのかを決め、それに向かって統一性を作って行くことが、初期段階で必要なのだと思います。

・・・・

Cから。

小さい音でのダイナミクス展開なのですが、ここは、それまでの十六分の流れを受け止めるところでしょう。

なので、ここの音は弱弱しいものでは場面が耐えられなくなります。

張りのある、しっかりした音でフレーズを受け継ぐ必要があると思います。

3番クラ、2番アルトサックスが活躍しますね~

フルートたちのサウンドを支えながら場を持たせる重要な役割を浦田先生が与えている!

とても奥の深い、この曲の音作りの場面でしょう。

(つづく)

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2008年6月30日 (月)

ヴォイストレーニングを始めました

今日は本当に暑かったですね~sun

オッサンのぼくには特に厳しい季節がやってきました。

その暑い日のまっ昼間、カンカン照りの公園で、ひとり唄うオッサンが。。。

そーなんです。わしダス sweat01

///////

8月3日に出演する、恩師の喜寿コンサートに向けて、ヴォイストレーニングを始めたのです。

ぼくが唄うのは実に28年ぶりです。

久方ぶり、というのもあるのですが実は、もともとぼくの声には出にくい音域があるのです。

数十年前の声楽のレッスンでも、これには苦労させられたのですが、今回はそれに輪をかけて28年ぶりじゃからなあ~~

それにオッサンになったしshock

・・・

実音HighCのあたりから、そのうえのEあたりまで。

昔と同じ状態です。

それも、今回は出しにくいのではなく、全く出ませんでした。

(会話中は無意識にその音域を使わないようにしてるのかな)

・・・・・・

学生時代と全く同じ、ヴォイストレーニングのメニューを立てました。

①無理にでも声を出す

②ウラ声でコントロールする練習

③音量をつける

④音楽に使えるようにする

この4項目を週3回程度、繰り返していくことに・・・

かなりハードなことをやっていきます。

(ああ、苦しかった学生時代を思い出す/涙wobbly

でも、声楽って、めっさ楽しい。(^^)

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2008年6月29日 (日)

セリオーソ (2)

<セリオーソ>

スコアを眺めてみて思い出したことがある。

この曲、高校時代に勉強させていただいた、保科先生や兼田先生の多くの作品に似た場面が見受けられる。

レガートの厳かさ、悠然とした中での雅(みやび)の美学。

3拍のばした後の、八分音符でのデリケートな展開。

現代の多くの作品を批評されている世の中の先生方から言わせると、単純すぎる曲想なのかもしれないが、ぼくにとっては、そのどれもが稀有な作品だったのである。

特に、高校当時のぼくが夢中だったのは、『シンフォニックバンドのためのパッサカリア』(兼田作品)。

この曲には思いいれがあり、パッサカリアで京都府大会を制し、第15回関西吹奏楽コンクールにも出場させていただいた。

なので、邦楽作品で(セリオーソも含む)、コンクールに臨む学校の気持ちはなんだかわかる気がする。

こういう曲、何をどうすれば上手くいくのだろうか。

・・・・・・・

先日も書いたけれど、冒頭のソロ(ピッコロ&バスクラ)ははっきりと吹いてほしいです。

気丈なP(ピアノ)とでもいうべきか、弱いイメージだと存在感が薄れかねないから。

音量のことはともかく、あくまでしっかり吹く。そのことが全体の流れをしっかりしたものにしていくのだと思う。

続くコードトーン、そして木管の3声部による流れへと展開していく・・・

まさにパッサカリアみたいでワクワクします(^^)v

・・・・

このあたりはフレージングを大切に。

息の長いフレーズが多いため、ともすると冗長になりがちなところ。

どうすれば上手くいくのか(なぜ上手く吹かないといけないのか)を探索して、長いゆっくりのフレーズを飽きさせず聴かせるかを突き止めてほしいです。

部門を問わず、ややもすると長いフレーズの真ん中あたりで気を遣わないブレスを取る人が出て音がブチ切れ興ざめ、なんてことも多いからな~

そういうのに気を遣ってね(笑)。

(つづく)

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2008年6月28日 (土)

セリオーソ (1)

この曲のタイトルを初めて知ったとき、ぼくは「生真面目(きまじめ)」の意かと思いました。

というのは、ヨーロッパでは確か、そういう意味に使われていたと思ったからです。

つまり、ぼくは作者が、コンクールに挑む青少年たちへの希望的アイデンティティとして提供したのかと感じたのです。

でも、この錯覚、『ホントは当たってた』、、だと愉快なんだけれど・・・

おい、一回まじめに吹奏楽やってみろ、、とかだったりして(笑。。。)

・・・・・・・

冗談はさておき。

一般的な音楽用語として訳すると、『厳粛な』あたりが相当するでしょうか。

基本動作に忠実な音の再現、何をどう表現するかという理念に基づくアーティキレーション。

そういったものがプランどおりに鳴らせるかどうか。

意味をしっかり解釈して、バンドとして統一したイメージを音にすることが要求され、そのことが審査ネタになると思います。

中学とかだとけっこう解釈に時間がかかるかもねangry

////////

冒頭のピッコロとバスクラリネット。

お互いに音程保持がしんどいかな。

どソロなので、窮屈(きゅうくつ)に感じると思うけれど、決して萎縮しないで、堂々と鳴らしてしまうほうが結果はいいのではないでしょうか。

ダイナミクスもやや大きめで問題ありませんし。

フレージングなど意識過剰なことは考えず、思い通りにしてみるのも方法だと思います。

・・

全楽器にいえますが、なんだか簡単そうな譜面だし、すぐ克服できそうなのですが(笑)、じつは音程やダイナミクス、クレッシェンドの仕方などかなり高度なコントロールが要求されそうです。

数本のみの動きで曲の展開が図られる部位がかなりありますし、それぞれの奏者のソロ力がモロ出しにされる、今年の課題曲のなかの難曲!!

そう思って、気を引き締めてください。。。  

クハ~、、、 happy02

(つづく)

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2008年6月27日 (金)

課題曲解説 マーチ 「晴天の風」(30)

<まとめとして>

今年の兵庫県吹奏楽コンクール、中学校Aの部に参加する125校のうち、晴天の風を選んだのは29校。(6月27日現在の兵庫県吹奏楽連盟のデータから)

ブライアンの休日のほうは73校のようです。

この傾向はひょっとすると全国的傾向かもしれない。

・・・

Ⅰの「ブライアンの休日」がマーチとしてよりスタンダードなイメージもあり、そっちを選択した学校が多かったのですが、それであれば逆に晴天をされる29校にはかなり追い風が吹きそうである。

対するブライアンは、このままでは「足切り審査」されそうな気がします。

サンプル数が多ければ多いほど、選ぶ対象には高度なものが求められることは容易に想像できるからです。

・・・・・・・

晴天の風の真骨頂は、アンサンブル精度の完成ではないでしょうか。

そして、それを上手く仕上げるポイントは、楽しくアンサンブルすることにあると思います。

精度の高いリズムで音の箱をつくりあげ、正確なハーモニーで不協和音を克服し、主張にあふれるメロディラインを形成する。。。

口で言ってしまうとこんな簡単なのですが、そのそれぞれが高い完成品であることが絶対条件なのです。

//////

oneチューニング精度をあげる

金管のチューニング管ごとの精度を合奏中にチェックしてみてはどうでしょうか。

スクールバンドの音程誤差の修正に、いちばん役に立つ方法だと思います。

twoリズム練習

十六分をメトロノームで打ちながらそれぞれのライン単位で分奏すること。

three主題の音の形成

(たくさんありますが一例だけ)

個人単位で主題部分を演奏し録音し、自分でチェック~を繰り返す。

あくまで自分だけで評価を加えること(他人には聞かせないようにする~が秘訣!!)

・・・・

効果的な基礎トレーニングをつんだ成果がある団体であればこそたのしく克服できる曲、一言で言えば、そんな曲ではないかと思います。

あきらめないで、じっくり、基本作業を進めた団体が目標を手にするのではないでしょうか。

(晴天の風・修了)

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2008年6月22日 (日)

日本吹奏楽指導者協会全国総会に出席

昨日と今日、2日間にわたり京都で行なわれた、『日本吹奏楽指導者協会平成20年度通常総会 』(JBA全国大会)が無事修了しました。

関西での開催は6年ぶり。

昨年は東北仙台での開催でもあり日程的に出席することができませんでしたが、今回は諸先輩がたの後塵を拝させていただきました。

社団法人としての経営面、人事、活動指針と目的、近未来への展開など、あらゆる方向性が話し合われ盛りだくさんでした。

また、ぼく個人としても多くの先輩の先生方と交流させていただくことが出来、まさに目から鱗。

尊敬している牟田先生や新子先生、藤田玄播先生、平松先生たちとの交流。

列挙できません、、、sweat01

こんなスゴイ団体の一員として、恥ずかしくない行動と活動ができるようになりたいと改めて認識させられました。

人生を賭けた吹奏楽活動、とぼくがいうと大げさですが、先輩諸氏はまさにそのことを実践されている!!

心の底から勉強になりました。

人生、見栄格好ではありませんね~

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2008年6月21日 (土)

「下谷奨励賞」受賞曲発表および表彰式

きょう、京都市内の京都国際交流会館およびウェスティン都ホテルで行なわれた、日本吹奏楽指導者協会(JBA)平成20年度通常総会の席上で、「下谷奨励賞」受賞曲発表および表彰式が行なわれました。

(敬称略)

・・・・・・

下谷奨励賞(2曲)

高昌帥 / 吹奏楽のための「マインドスケープ」

真島俊夫 / オデッセイ~永遠の瞬間~

佳作(2曲)

佐村河内守/ 吹奏楽のための小品

福田洋介/マーチ「ブランニューデイ」

・・・・・・・・・

下谷奨励賞のお二人には、会場に直接お越しいただき、発表のあと授賞式が行なわれました。

そして、DVD映像による演奏の披露。

2曲とも、会場に詰め掛けたJBAの各支部会員たちから盛大な祝福の拍手を浴びていましたよ。

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続く懇親会(立食パーティ)では会員相互の情報交換会となった。

ぼくも多数の会員諸兄と交流させていただきました。

・・・

詳しくはまた。(機会があれば)

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2008年6月18日 (水)

クラリネットリードの話~リコ・白箱

過去、アメリカで売られていた懐かしいクラリネットリード。

何箱か出てきました。

リコ・白箱。

日本では、並行輸入もされてないんだと思いますが。

かなり詳しいファンでもあまりお目にかかったことなんて、ないんじゃないかな?

しかしアメリカでは、同社の標準品としてロングセラーを続けていた製品です。

(現在のアメリカではどうなっているんだろうか・・・)

リコは最近、日本でも青箱・黒箱・赤箱がよく売れていますが、生産本拠のあるアメリカでは、すでに80年代初頭には、常識のように白箱が売られ好評を博していました。

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その3と3半、そして日本では特に在庫もないであろう、なんと、3 1/4 (sign01)が手元にあるという事実。

しばらく、この懐かしい白箱を愛用します。

<その場合のセッティングone

リード / リコ・グランドコンサート 3 1/4

リガチュア / ボナード シルバープレート

マウスピース / ヴァンドレン B40 スタンダード

・・・・・・・・

<その場合のセッティングtwo

リード / リコ・グランドコンサート 3 1/2

リガチュア / ビュッフェ・クランポン 純正

マウスピース / ヴァンドレン 5RV プロファイル

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